【YZERR】guidance(ガイダンス)歌詞の意味を考察 『舐達麻 ジャパニーズマゲニーズ』へのアンサー(ワイザー)

スポンサーリンク

HIPHOP業界を震撼させた『YZERR』さんと『舐達麻』さんのBeef(ビーフ)

【舐達麻】さんの作った話題曲FEEL OR BEEF BADPOP IS DEADは強烈に【BAD HOP】をディスしており、そのアンサーがどのような形で行われるのかリスナーの間で非常に注目されていた。

『YZERR』さんはインスタのストーリーにて

絶対に許さねえからな 人生賭けてやるから最後まで付き合えよ。
日本に帰ったら直接わからせてやるから覚悟しとけよ この前みたいに逃げんなよ雑魚

と発言。そしてYZERRさん自身も『曲でのビーフに興味がない』と発言しており、大きな抗争に発展してしまうのではないかと心配する声も多々ありました。

しかし、YZERRさんが出した結論は曲でのアンサーでした。

さんざん曲は出さないと言ったが応援してくれるリスナーの方が今回だけはと要望してくれたので作りました

その曲が【YZERR – guidance】 

本記事では、YZERRさんのアンサー曲guidanceの歌詞の一部を考察していきます。要チェックしてください。

本記事にを読む前に、『YZERR』さんと『舐達麻』さんのビーフについてや、【FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD】について知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。

スポンサーリンク
目次

guidance(ガイダンス)

直訳すると、『案内、指導、手引き、指図』の意。

通常、指導する立場の人が使う『ガイダンス』を、曲のタイトルに使ったところから、『俺ら(BADHOP)の方が立場が上なんだよ』という真意があると思います。

ヨコハチ

YZERRさんがインスタストーリで言っていた『わからせてやる』という意味に繋がるタイトルになっていますね。

イントロ

【舐達麻】さん【FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD】同様、Beef(ビーフ)を食らう画から始まります。

注目すべきところは、YZERRさんは『1人』だというところ。

舐達麻』さんや『ジャパニーズマゲニーズ』がグループで曲をリリースしたのに対してYZERRさんはあくまで1人でアンサーをすることにこだわっています。

SNSの反応を見ても、『まさか、YZERRとしてアンサーを出すとは思わなかった。』『1人でアンサーするのは漢気を感じる』などなど、単独でアンサーを返したYZERRさんを称賛する声は多いです。

ヨコハチ

思い返せば、『舐達麻』さんの胸ぐらを掴みに行った時も、インスタライブもした時もYZERRさんは一人で行っていましたね!

スポンサーリンク

オーパス ワン

MVの中でYZERRさんが飲んでいるワインは【OPUS ONE=オーパス ワン】です。

高級カリフォルニアワインとして知られているOPUS ONEは音楽用語で「作品番号1番」の意味を持ちます。

曲でのビーフには興味がないと言っていたYZERRさんがリスナー達の声を聴き、発信した『guidance』にふさわしいということから、このワインを選んだのではないでしょうか。

また、あくまで今回のビーフを1人で対応したYZERRさんと、『OPUS ONE』のONEとのリンクがかっこよさを演出しています。

[Verse 1]

メッキが剥がれ逃げ出す
焦ってお前は曲出す
ワンバース3人を殺す
パンチラインはまるで Adidas

メッキが剥がれて逃げ出す

ディス曲『You Can Get Again / RYKEY × BADSAIKUSH』に出演したのにも関わらず、後にYZERRさんに謝りたいと言っていたバダサイさんを女々しいと表現したYZERRさん。そんなバダサイさんに対してメッキが剥がれたというディスを表現。

ワンバース3人を殺す パンチラインはまるで Adidas

3人は、『舐達麻』メンバーの意。guidanceは3Verse構成になっており、これはFEEL OR BEEF BADPOP IS DEADと同じ3verse構成と意図的に同じにしてあると思われる。adidasのロゴマークが3本線であること引用したと思われる。

胸ぐら掴み挨拶
個人のはずがグループ同士作りたがる構図を
女々しいお前はDisですらも他人任せで逃避行
仲間置いて逃げるような絵に描いた裸の王が
裸の写真を求めてる快楽主義の豚野郎が

胸ぐら掴み挨拶

AH1での『舐達麻』さんのインタビューに単騎特攻して胸蔵を掴んだ当時の状況を表現。

仲間置いて逃げるような絵に描いた裸の王が

これは『舐達麻』さん有名なエピソードから引用している。
2009年6月3日に、金庫破り後の逃走中に事故を起こしてメンバーの104が全身打撲で死亡してしまう。その際バダサイさんは気絶したが逃走を試みるものの警察に捕まったしまう。その事実を引用した強烈なディスになっている。

裸の写真を求めてる

これは、バダサイさんが文春で取り上げられたネタから引用。記事の内容は元交際相手に裸の写真を求める内容である。

快楽主義の豚野郎が

これは、FEEL OR BEEF BADPOP IS DEADのバダサイさんのバースで吐かれた『資本主義の豚』に対比してバダサイさんのことを『快楽主義の豚野郎』と表現している。

スポンサーリンク

仲間巻き混んで嘘にまみれて徐々に捲れて
だから文字の通りに俺と草分ける
インスタライブで草ふかしガキにいきれパンピーが
目の前ではビーフも食えねえ草食男子のヴィーガン

薬物の意。大〇。

目の前ではビーフも食えねえ草食男子のヴィーガン

目の前ではビーフを食えない。これは、いざ目の前にしたらビーフ(喧嘩)もできないんだろ?という意味を表す。
ヴィーガンは動物に関わるものを摂取しない主義の人を表す。
要約すると草(大〇)ばっかり食ってるやつは目の前ではビーフ(喧嘩)も出来ないというディスになっている。

揉めた奴と知らねぇふりで出す曲を
興味ないって言ってたはずだ数年前も
なのに結局 Dis の中身は一緒
唆し立ち場悪くなり変える立ち回り
今になり謝罪?俺と曲を作りたい?

揉めた奴と知らねぇふりで出す曲を

リッキーさんとのディス曲『You Can Get Again / RYKEY × BADSAIKUSH』

興味ないって言ってたはずだ数年前も なのに結局 Dis の中身は一緒

FEEL OR BEEF BADPOP IS DEADでのバダサイさんの【他人がどこで何がどうかはマジで興味ねえ 何度も言わせるなよこれが俺の本音だぜ】に対してのアンサー。 

唆し立ち場悪くなり変える立ち回り 今になり謝罪?俺と曲を作りたい?

リッキーさんとのディス曲に参加していたが、リッキーさんとの関係が悪化したら、YZERRさんに謝りたいと噂を耳にしたことに対して嫌悪感を抱いたYZERRさんからのアンサーを表現。

ネット民を味方つけ
次のキャラはナードラッパー?
ビジネスじゃなきゃ無料配信をしろよ
都合の良い言葉並べず改心をしろ
死んだダチにR.I.P.ってお前も歌ってるんだろ?
なら新しい命一つだって大事にしろよ

ネット民を味方つけ 次のキャラはナードラッパー?

ナードは、アメリカのスラングで要は、ガリ勉とか、オタクの意。

ビジネスじゃなきゃ無料配信をしろよ 都合の良い言葉並べず改心をしろ

過去に、BADHOPは 2016年3月に『BAD HOP 1 DAY』をネット上で無料DLのミックステープとしてリリースした背景などもあり、YZERRさんだからこそ言えるパンチラインといえる。

死んだダチにR.I.P.ってお前も歌ってるんだろ? なら新しい命一つだって大事にしろよ

前述した、バダサイさんのスキャンダルを皮肉。妊娠させた女性の対応も大事にしろよの意味だと思われる。

スポンサーリンク

[Verse 2]

酒の席で起きた事は謝罪されりゃ水流す
酔っ払って歯止め効かず絡んだ事は俺もある
他人が入り水を差す誠実さのかけらもなく
ふざけ倒しイキリだす結局最後は看板を出す

酒の席で起きた事は謝罪されりゃ水流す 酔っ払って歯止め効かず絡んだ事は俺もある

ことの発端ともいえる、「THE HOPE 2023」のアフターパーティーの様子を表現。
歌詞は、ジャパニーズマゲニーズの特に孫gongに対して。揉めた後に、最後には組の看板を出してきたことに対してのディスになっている。

支持もされてね奴が言うレペゼン
Hood の若いラッパー1人も
持ち上げる気すらもねえ
乞食共は自分達の
利益の為だけに歌詞を書いて
燃えかす寄せ集め
ないがしろの恩恵

BADHOPは
これからアーティストを目指す若い方々、現在アーティストとして活動している方に向けて無料でレコーディングや、楽曲制作のサポートをしていきます。全ての費用は無料です。一切お金はかかりません
との内容で地元川崎に2021年にレコーディングスタ時を設立しており、YZERRさん自身が若手ラッパーの育成やHIPHOPシーンの底上げに力を入れている背景があるからこそ言える歌詞になっています。

お前が好きなラップやスタイルも
その時代の流行りもんて認めろ
ラップスタアなら満場一致
予選落ちだよ下手くそ

ラップスタアなら満場一致 予選落ちだよ下手くそ

自身が務めるラップスタアの審査員の観点からの痛烈なディス。

俺に向けたDisで
利用をしては名前を上げてピーク迎えたお前の
最後も俺が見届けるぜ黙れ
何がおあいこだよくだらねぇ
まず1から学べ

何がおあいこだよくだらねぇ

DELTA9KIDさんのバース【Hater返せるかDis曲 一つでも 圧勝で楽勝 百ゼロでおあいこ】からアンサーとして引用。

俺にとっての Hip-Hopってのは
Ghetto を抜ける為で
クラシックってのは
その時代を本気で生きた奴らの証
掲げて来たモンが違い過ぎるぜ同じ
Player’s player

掲げて来たモンが違い過ぎるぜ同じ Player’s player

長年のビーフを昇華したMACCHOさんとKREVAさんの空前の話題を呼んだ一曲【OZROSAURUS / Players’ Player feat. KREVA】からのサンプリング。

スポンサーリンク

[Verse 3]

黒人達が貧困の中で肌の色で差別されて
虐げられた歴史とでは比べ物になんねえ
人種、職業、性の違いで俺はしない判断
てめえに都合の悪い奴を悪と言えば簡単
不変な物で自分勝手に捻じ曲げない哲学
正義は全員が守るもので

HIPHOPの歴史的、人種差別などについてYZERRさんの想いを述べている。
この歌詞の部分は、『THE BLUE HEARTS』さんの『青空』を連想させられる。これはあくまで個人的な予想だが、【FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD】のHOOKの『あいつはもう空の向こう』にかかっているのかもしれない。YZERRさんの歌詞の先頭の『バース羽田までのフライト 歌詞を溜める iPhone 空の上で地に足つけ乗せる俺のプライド』の部分を3バース目で回収したのではないだろうか。

逮捕なんて誇れない
立たせない証言台
仲間と表彰台
ラップで回すこの国の経済

ラップで回すこの国の経済

K-九で活動していたT-pablowさんが16歳で出場した『第1回高校生RAP選手権 決勝バトル K-九 vs LIL MAN』で放ったパンチライン。初代チャンピオンに輝いたT-pablowさんの有名なパンチラインをサンプリング。

初期衝動の憧れで若い時は猿真似
理想は海を超えて遠く今じゃ俺は俺だけ
抜け出すの夢中で
飯食わすの必死で
上がって行く途中で
ふざけんじゃねぇよクソッタレ

初期衝動の憧れで若い時は猿真似 理想は海を超えて遠く今じゃ俺は俺だけ

舐達麻さんやジャパニーズマゲニーズさんらに、言われているBADHOPの『パクリ』について言及。

何度された襲撃
口を閉じて忠誠
罵声に名声に歓声
主人公ゆえの宿命
破り捨てた教科書がクラッチ代わり420
売名だけで立てるなら立ってみろよ東京ドーム

最後のバースで固い韻を連発。『襲撃・忠誠・完成・宿命』

【主人公ゆえの宿命】はまさにHIPHOPシーンに壮絶なインパクトを与え続けるBADHOPそして、YZERRさんだからこそ言える、究極のパンチラインといえるだろう。

420

スラング語で大〇・〇リファナの意味。

売名だけで立てるなら立ってみろよ東京ドーム

DELTA9KIDさんの『売名で売れればいいな Dome チケット』に対してのアンサー。

スポンサーリンク

まとめ

曲でのビーフに興味がないと言っていたYZERRさんですが、リスナー達の要望により誕生した【guidance】

日本HIPHOP界の歴史に残る一曲になることは間違いないでしょう。

Youtubeの急上昇ランキングでも1位を獲得し、世間の注目を浴びていることはこの現実は、YZERRさんが熱く語っていた、日本のHIPHOPシーンを大きくすることを1つ体現したのではないでしょうか。

この大きなビーフが抗争という形ではなく、曲でのアンサーで発表されたことも1つ大きな意味を持つと思います。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次